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Brand Story

“Happy Preemie”の誕生秘話

初めまして。“Happy Preemie”オーナーの髙橋です。

低出生体重児向けの肌着ブランド“Happy Preemie”は、私自身の妊娠・出産の経験から生まれました。

1.突然ピタッと成長が止まってしまった赤ちゃん

2018年2月のことでした。

第一子の妊娠後期に入り、それまで順調に育ってくれていたお腹の中の赤ちゃんが、9か月目にしてピタッと成長が止まってしまいました。

「子宮内胎児発育不全」の疑いということで緊急入院し、血圧がやや高めだったこともあり、減塩食を食べ、とにかく安静にする生活を送りました。しかし、赤ちゃんの成長曲線は約1ヶ月止まったままでした。

もうこれ以上お腹の中にいても、赤ちゃんが成長しないということで、正産期に入った37週0日目に、帝王切開で出産しました。

2.小さな赤ちゃんの誕生

産まれてきてくれたのは、1650gの小さな女の子でした。

娘は私のお腹から出てくるや否やNICUに運ばれて行きました。

出産の翌日、NICUへ足を運ぶと、そこには保育器の中でたくさんのチューブに繋がれた可哀想な娘の姿がありました。

低体重であること以外異常はない、との検査結果を聞いて安堵するも束の間でした・・・

3.感染症で命の危険に

娘は、生後3日目で感染症にかかってしまいました。低体重で生まれた赤ちゃんは、免疫も弱く、感染症にかかるリスクも大きいのです。

血液検査で感染数値の異常が発覚し、至急抗生剤を投与してもらったものの、抗生剤が効くには数日かかるため、その間に血小板の数がぐんぐん減ってしまいました。血小板の数が一定数以下に減少してしまうと、内臓や脳から出血し、命を落とす危険性があるのです。

娘は、必死に治療を頑張ってくれていたものの、血小板の減少を抑えることはできず、最終的に輸血により一命を取り留めることができました。

小さな身体で、一日一日を必死で生きてくれたのです。

4.NICUからGCU、そして退院へ

その後、娘の入院中はせっせと搾乳した母乳を冷凍し、NICUへ届けに行く生活をしていました。

娘の容態も落ち着き、NICUからGCUへ移動できた日、張り詰めていた私の気持ちがようやく解放されました。

もう退院の日はすぐそこです。

そして、娘が誕生してから約1ヶ月後、桜が満開の小春日和の日に、2250gの娘を家に迎え入れました。

5.新生児サイズの肌着が合わない

退院したとはいえ、普通の赤ちゃんに比べるとまだまだ小さい娘。

用意していた新生児用の肌着は、どれも大きくぶかぶかでした。

長い入院生活を終えて、ようやく我が家に来てくれた娘に、せめてぴったりのサイズの肌着を着せてあげたい、可愛い写真をたくさん撮りたいと思い、インターネットで小さいサイズの肌着を隈なく探しました。

しかし、低出生体重児用の肌着は種類も少なく、日本製の安心安全で可愛い肌着がなかなか見つけられませんでした。

6.小さく生まれた赤ちゃんのために肌着を作りたい

成長してすぐに大きくなるとは言え、新生児のうちは、24時間肌着を身に着けて、1日のほとんどを寝て過ごすものです。

赤ちゃんにフィットしない肌着で我慢させるのも申し訳なく、せめて着心地の良いぴったりの肌着を着せてあげて、心地よく眠らせてあげたい、という母親としての娘を想う気持ちから、このブランドを立ち上げようと思いました。

7.NICUをご卒業される赤ちゃんとパパママへ

昨今、高齢出産や不妊治療による多胎児の増加をはじめとして、さまざまな理由から小さく生まれてしまう赤ちゃん(2500g未満の低出生体重児)の割合が増えています。

全国のNICUには、日々、次々と新しい赤ちゃんが運ばれてきます。

保育器の中の赤ちゃんとパパママにはそれぞれのストーリーがあって、皆様懸命に治療と向き合っていらっしゃいます。

私も、娘の入院中は、毎日不安な日々を送っていましたが、いつか必ずNICUを卒業して、お家に迎え入れる時が訪れます。

”Happy Preemie”の肌着を通して、小さく生まれた赤ちゃんとパパママの笑顔のために、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。

Blog

出産前の入院生活や出産後のNICUの様子などを、ブログにも綴っています。

https://ameblo.jp/happypreemie